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蓄電池ビジネスに参入 西部ガス
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週刊経済2025年8月13日発行号
既存の5太陽光発電所に併設
西部ガス㈱(福岡市博多区千代1丁目、加藤卓二社長)は、西部ガスグループでの再生可能エネルギーの活用と利益増大を図るため、グループが保有する再生可能エネルギー電源に併設する蓄電池(再エネ併設型蓄電池)を導入する。
グループではエネ・シード㈱が北九州エリアの4カ所(北九州、北九州第2、響灘、吉志)の太陽光発電所において経済産業省の公募事業「令和6年度補正 再生可能エネルギー電源併設型蓄電システム導入支援事業」の交付決定を受け、隣接地で再エネ併設型蓄電池の導入工事を進める。すでに交付決定を受けていた長崎第2太陽光発電所では先行して導入工事を進めており、今年度中にこれら5カ所の発電所で蓄電池の運用を開始する。
西部ガスグループは、中期経営計画「ACT2027」において、カーボンニュートラルへの取り組み推進の一つとして、再エネの普及・拡大に取り組んでいる。同グループでは「再エネ併設型蓄電池導入を通じてノウハウを蓄積するとともに、他社との連携や系統用蓄電池ビジネスへの展開も視野に入れ、電力事業の一層の成長に取り組んでいく」としている。

