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2大学共用の6階建て新本館が完成 福岡学園
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週刊経済2025年8月13日発行号
延べ床面積は2万1869㎡
福岡歯科大学などを運営する㈻福岡学園(福岡市早良区田村2丁目、水田祥代理事長)は7月27日、同学園敷地内に6階建ての新本館が完成した。
福岡歯科大学は1973年に開学。旧本館は79年の完成で、建物の老朽化を背景に「新キャンパス整備事業1期工事」として、昨年2月の着工から約1年半かけて完成した。新本館は鉄骨造り6階建てで、建築面積5206㎡、延べ床面積2万1869㎡。福岡歯科大学と福岡医療短期大学の教育・研究機能の集約、共用化で建物規模を合理化。また、2階と3階は渡り廊下で福岡医科歯科総合病院と接続している。講義室は横長で学生と教員との距離を近づける平面計画とし、固定席で授業を受けることが多い歯科大特有の学修環境に配慮し、階段教室は座席間隔80㎝、前後間隔100㎝のゆったりした座席配置になっている。そのほか、学生同士の交流スペース「語らいコリドー」や「語らいテラス」なども設置した。これまで創立当初の学校棟を使用してきた福岡医療短期大学も新本館に移転し、共用キャンパスとして9月から供用開始する。今年11月から28年12月の2期工事では、既存本館の解体、新体育館とアニマルセンターの建設、語らい広場とテニスコートの整備などを予定している。
同学園は1973年4月開学。福岡歯科大学、同大学医科歯科総合病院、福岡看護大学、福岡医療短期大学、介護老人保健施設「サンシャインシティ」、保育施設「ぺんぎん保育園」を運営している。

