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教育機関などにリコーダー公演の無償サービス メディアファイブの上野会長


週刊経済2025年8月6日発行号

来年5月末まで

ソフトウエア開発、IT人材提供のメディアファイブ㈱(福岡市中央区薬院1丁目、河野活社長)の上野英理也(うえの・えりあ)会長は、来年5月までリコーダー演奏をベースにしたバロック音楽の無償公演サービスを実施している。
上野氏は1959年9月17日生まれの65歳。鹿児島大学理学部卒。96年同社を創業。2022年に会長職に就き経営の傍ら音楽の道を志す。24年3月に桐朋学園大学音楽部カレッジ・ディプロマ・コース(東京都)のリコーダー専攻を卒業し、昨年6月にはあいれふホール(福岡市中央区舞鶴)で、バロック音楽のコンサートを開くなどプロのリコーダー奏者としての活動をスタートさせている。
無償提供する公演内容はピアノ伴奏での生のリコーダー演奏や、自身が制作したボカロ含むDTM(デスクトップミュージック)映像作品に、生のリコーダーを融合した演出など。対象は小学校から大学などの教育機関、福祉施設、地域団体、自治体主催イベントや地域活性に関心ある団体など毎月2グループまで対応するという。大型ディスプレイ含む機材搬入費用や出演料は無料だが、場所によっては交通費や宿泊費、そのほかの楽器の準備は依頼者負担になる。上野会長は「社会貢献事業として活動を積極化するとともに、リコーダーの音色、そして17世紀初頭から18世紀半ばまでヨーロッパを中心に栄えたバロック音楽を普及していけたら」と話している。