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吉塚、海老津両支店をリニューアル 西日本シティ銀行
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週刊経済2025年8月6日発行号
役割を「コンサル中心の場」へ
㈱西日本シティ銀行(福岡市博多区博多駅前1丁目、村上英之頭取)は7月22日、吉塚支店(福岡市博多区吉塚2丁目)と海老津支店(遠賀郡岡垣町海老津駅前)をリニューアルオープンした。
同行では現中期経営計画で営業店の役割を事務手続きの場から「コンサルティング中心の場」へと変革を進めており、次世代営業店システム「営業店スマート化ソリューション」の全店導入や営業店のリニューアルに順次取り組んでいる。今回両支店ともに個室型の相談ブースを設置するなどコンサルティングエリアを拡充するとともに、相続や住宅ローンなどについてより落ち着いた空間で、ゆっくりと相談対応できる店舗へと改装した。
また、吉塚支店は外装や内装を暖色系や木質とすることで温かみのある雰囲気を演出。ルーバーの設置によるモダンな外観へと刷新し、夜間のライトアップで幻想的な雰囲気を演出することで、地域の新しいシンボルとしての役割を果たすという。一方、海老津支店は内装に町のシンボルである「樟」・「つつじ」をモチーフにしたデザインを取り入れ、地域性を意識した空間を演出。自然石造風の外観に刷新することで重厚で存在感のある印象を創り出したという。
次世代営業店システ導入後の店舗では、従来の営業店事務で必要とされてきた金融専用端末をタブレットやパソコンに置き換え、「伝票・帳票(印鑑)レス」、「現金ハンドリングレス」、「勘定集計レス」を実現。来店客は伝票記入や印鑑押印などの負担軽減や事務手続きにかかる待ち時間が削減できるほか、行内では営業店事務の効率化やコスト削減が見込める。行員は事務効率化で創出された時間を活用し、顧客ニーズ把握やソリューション提案など高付加価値業務にシフトする。

