NEWS

東証の東京プロマーケットに上場 八光オートメーション


週刊経済2025年8月6日発行号

25年3月期は売上高15億円見込む

自動化システム設計、自動制御装置製造などの八光オートメーション㈱(粕屋郡粕屋町仲原、小野和雄社長)は7月18日、東京証券取引所の特定投資家向け市場「東京プロマーケット」に上場した。
信用力向上や認知拡大を図るもの。同社は1968年6月創業、73年6月設立。資本金3千万円。従業員数は74人(2025年5月末時点)。24年12月期売上高は11億4400万円。産業用自動制御装置の設計、製造、販売事業で福岡市南区大池に設立し、1973年7月に現本社所在地に本社工場を移転。生産設備の制御ソフトウェアや自動倉庫システムなどの設計、製作の「生産設備の制御」、生産工程に必要な検査装置や計測装置設計、製作の「検査・計測装置の開発」、制御盤や空調制御用の計測盤の設計から取り付けまで一貫して取り組む「自動制御盤の設計・制作」、生産工程の自動化システムを提案する「自動化の提案」の4事業を展開する。連結子会社はなく、本社のほか東京都中央区に「東京オフィス」を設置している。25年12月期では、売上高は37・5%増の15億7300万円、経常利益は4・5倍の2億2500万円、営業利益は4・4倍の2億2800万円、当期純利益は2・4倍の1億4500万円を予想している。
小野社長は「上場をステップに新規顧客を獲得し、成長につなげたい。また、認知拡大で採用にも力を入れる」と話している。