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久留米市でブレイキン国際大会 福岡県


週刊経済2025年7月23日発行号

12月12日、13日開催予定

福岡県(服部誠太郎知事)は12月12日と13日、久留米市で県内4回目となるブレイキンの国際大会を開催すると発表した。

大会名は「WDSF世界ブレイキン選手権2025久留米」。会場は久留米総合スポーツセンター(同市東櫛原町)の久留米アリーナ。競技種目はトーナメント方式の男女別個人戦で、36カ国から200人の選手が出場予定。また、来場者数は3千人を想定している。会場外の駐車場では周辺コンテンツとしてアーバンスポーツを楽しめるように、地元のダンスチームと連携してステージ運営するほか、フードコートを設置する予定。大会コンセプトは一歩を踏み出して環境を変えていくという願いで「ワンステップザ・ワールド」に決定した。これまでの大会で取り組んできた「マイボトルの推奨」でペットボトルごみを削減するほか、フードロス対策を強化する。

開催に先立ち、7月15日には県庁1階ホールで服部知事、藏内勇夫県議会議長、原口新五久留米市長、日本ダンススポーツ連盟の石川勝之ブレイクダンス本部長が開催発表記者会見を実施した。また、後半にはパリオリンピックで活躍したシゲキックス選手、アユミ選手を含む4人の選手がダンスパフォーマンスを披露し、会場を盛り上げた。

服部知事は「これまでのブレイキン国際大会やツール・ド・九州など、世界規模の大会開催実績を評価され選ばれたのだと自負している。スポーツを通じた青少年の育成にも力を入れたい」とコメント。また、原口久留米市長は「久留米といえば焼き鳥、ラーメン、ブリヂストン。ここにスポーツを加えたいと思っていたところで開催地に選ばれ、とてもありがたい」と喜びを見せた。石川ブレイクダンス本部長は「スポーツとしての迫力と、言語、国籍、性別、年齢を超えたカルチャーとしての深みを感じられる大会にしたい」と意気込みを語った。