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久留米焼きとりに合う日本酒を共同開発 IZUMIYA


週刊経済2025年7月16日発行号

山口酒造場などと開発チームを結成

酒類販売のIZUMIYA㈱(久留米市六ツ門町、土師康博社長)は、㈱山口酒造場(久留米市北野町、山口哲生社長)などと久留米焼きとりに合う日本酒「宵火(よいび)」を共同開発し、7月9日に発売した。

久留米は焼き鳥店が密集しており、今年3月に「久留米焼きとり」が文化庁の「100年フード」に認定されたことを機に、同社の堤準也常務が発起人となり山口酒造場などと久留米焼きとり日本酒開発チームを結成。英国マスター・オブ・ワインの資格を持つ専門家から、味わいの構成・温度帯・酒質設計に関するアドバイスを受けながら新商品を開発した。宵火は純米吟醸で、原料米には糸島産の麹米・山田錦、掛米に久留米産の夢一献を使用。アルコール度数は15度。日本酒度は+3、酸度は1・5、アミノ酸は0・5。IZUMIYAの本社同所の店頭で販売。市内の焼き鳥店50店舗で提供される。720㎖入りで、価格は1500円(税抜)。

同社は1955年創業、1979年6月設立。資本金3千万円。従業員67人。販売店舗を久留米市に2店舗、佐賀市に1店舗、鳥栖市に1店舗を展開する。19年3月に泉屋酒販㈱から現社名に変更した