開学時期を２７年４月に延期　博多大学設立準備会

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週刊経済2025年7月9日発行号

校舎の工期修正に伴い

（一社）博多大学設立準備会（福岡市博多区博多駅前２丁目、阿比留孝行代表理事）は、博多大学（仮称）の開学時期を２０２６年４月から２７年４月に延期した。

学部棟校舎の地中障害による工期修正を背景に、教員の研究室準備が間に合わない可能性があることから、教員体制や学習環境を十分に整備した状態で開学するため時期を変更した。既に教員２７人を採用しており、開学時の目標入学者数は１６０人。同法人は改めて大学の設置認可申請や校舎整備に取り組む。

同法人は２０２０年１２月設立。デジタル人材の養成を目的に２６年４月の開学を目指し申請や校舎の工事を進めてきた。データサイエンス学部・学科の単科大学で、経営データアナリティクスやＡＩ・データサイエンスなど４つの専攻を設ける。学生はデータを取り扱うための基本的知識とスキルを学び、３年次後期から専攻科目を履修。卒業後の進路としてデータアナリストやデータサイエンティスト、データエンジニアとしての就職、大学院への進学を想定している。福岡市博多区内に本部棟（同区博多駅前２丁目）、学部棟・１号館（同区麦野６丁目）、教養棟・２・３号館（同区板付４丁目）を設置する。