博多区住吉５丁目に１棟貸しホテル２棟　熊本の南栄開発

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週刊経済2025年7月2日発行号

最大１２人収容可能

不動産デベロッパーの㈱南栄開発（熊本市東区、深野政治社長）は５月２２日、福岡市博多区住吉５丁目に１棟貸しの２階建てホテルをオープンした。

名称は「彩ホテル 曙」と「彩ホテル 天」の２棟。場所は住吉公園南側で２棟は併設する。町家風をコンセプトに和風の造りを取り入れた点が特長で、ファミリーや大人数の旅行者、合宿目的の利用者など向けに２棟合わせての活用も促す。居室面積はいずれも約１００㎡で共に最大１２人収容可能。宿泊費は１万５千～１５万円で、稼働率は９０％以上を目指す。オンラインでの非対面チェックインアウト形式を採用しており、運営は㈱ホテリエ（福岡市中央区大名１丁目、篠栗泰典社長）が代行する。

同社は「日本の伝統と文化を体験できる空間に仕上げた。同時に街の飲食店などへ消費を誘導し、地域経済への貢献を目指す」と話している。

同社は１９８４年６月設立。資本金８千万円。従業員数４１人（関連会社含む）。決算期は５月。