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27年度までに売上高325億円目指す新中計 ウチヤマホールディングス
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週刊経済2025年7月2日発行号
年間200床の特定施設開設へ
介護事業、カラオケや飲食事業に携わる東証スタンダード上場の㈱ウチヤマホールディングス(北九州市小倉北区熊本2丁目、山本武博社長)は、2028年3月期までに売上高325億円目指す中期経営計画を策定した。
28年3月期売上高が25年3月期比11・9%増の325億9300万円の達成に向けて、主力の介護事業に集中投資を図る。具体的にはM&Aなどで特定施設(介護付きホーム)を年間200床の開設を目指すほか、自社で進めている業務効率化を図る介護事業のICT・DX化の取り組みを他社にパッケージ化して導入を支援するなどの新規事業の開発に努める。また、民間企業との業務提携、九州大学や九州工業大学、九州歯科大学と北九州産業学術推進機構などとの産学官連携の取り組みも加速する計画。一方、カラオケ事業では、新規出店、既存店改修、不採算店の退店をバランスよく実施するため、大都市圏の需要縮小に対応し、学生やシニア層を対象に地方都市や郊外への出店を再検討する見込み。山本社長は「高齢化社会のニーズに応える介護事業の強化を通じて、サステナブルな社会の実現に挑戦する」と話している。

