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業務連携したクラウド人材教育を福岡で開始 オープンアップITエンジニアとNTTデータ ニューソン
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週刊経済2025年1月29日発行号
IT技術者の派遣や育成事業を手掛ける㈱オープンアップITエンジニア(東京都千代田区、中島淳二社長)とアプリケーション開発、デジタルソリューション提供の㈱NTTデータ ニューソン(同港区、上原智社長)は1月10日、業務連携した新サービス「クラウド人材教育」を福岡で本格開始した。
IT人材の不足が大きな課題となり、特に地方でその影響が深刻化する中、新サービスではNTTデータ ニューソンが構築したクラウドエンジニア育成プログラムにおいて、オープンアップITエンジニアがその講師を派遣。AWSやMicrosoft Azureなど主要クラウドプラットフォームに対応したIT人材を育成することで、企業のDX推進とIT人材不足の課題解決に貢献し、地域経済の活性化を支援していく。ゆくゆくは福岡での成功事例を基盤に他地域への展開を図っていく方針。
クラウド人材教育では、オープンアップITエンジニアの豊富な実務経験を持つ講師が、AWSやMicrosoft Azureを基盤としたハンズオン形式の研修を1カ月間実施。同プログラムでは、受講者がクラウドの基本操作を実務的に習得し、即戦力となるエンジニアへと成長することを目指す。
オープンアップITエンジニアは、東証プライム上場の㈱オープンアップグループの連結子会社。1985年5月創業、99年8月設立。資本金7千万円。従業員5759人(昨年6月末)。2023年7月に㈱夢テクノロジーと㈱ビーネックスソリューションズ(ITインフラ事業)の2社が統合し社名変更。23年6月期の売上高は233億6200万円。博多区博多駅前2丁目の福岡センタービル11階に福岡営業所を置く。
NTTデータ ニューソンは1974年2月に日本アプリケーション㈱として設立。資本金1億円。従業員562人(今年1月)。89年にニューソン・コンピュータ㈱、97年ニューソン㈱に社名変更し、2017年にNTTデータグループ入りし現社名に。24年3月期の売上高は106億円。博多区博多駅前3丁目のシティ22ビル4階に九州事業所を置く。

