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福島八幡宮のバーチャル空間を公開 HLサポート


週刊経済2024年12月4日発行号

メタバースアプリ「ZEPETO」で

障がい者の就労支援の合HLサポート(福岡市中央区天神3丁目、中村信二代表)は11月25日、メタバースアプリ「ZEPETO」で福島八幡宮(八女市本町)のバーチャル空間を公開した。神社のバーチャル空間の制作は紅葉八幡宮に次いで2例目。
世界中の人に知ってもらい愛される神社を目指す福島八幡宮の宮内を、バーチャル空間で細かく再現した。中村裕一ジョブコーチと運営する就労支援施設に通う障がい者、合わせて約10人で4か月ほどをかけて制作。「ZEPETO」は自分のアバターを作成してバーチャル空間で交流などができるサービスで、同八幡宮の仮想空間でもカードを集めて神社について学んだり、巫女や宮司と写真撮影などが可能。ゲーム要素を盛り込み、神社の歴史や特徴について学びながら宮内を回ることができる。
中村代表は「就労支援施設に通う人たちの中から制作に興味がある人を募り、人数を増やしていきたい。制作したバーチャル空間での体験を通して、身近に神社を感じてもらい、実際に訪れる人が増えればうれしい」とした。