NEWS
売上高は4・7%増の3557億3500万円 TOTO中間期
Tag:
週刊経済2024年12月4日発行号
通期予想を下方修正
衛生陶器製造のTOTO㈱(北九州市小倉北区中島2丁目、清田徳明社長)の2025年3月期中間連結決算は、売上高が前年比4・7%増の3557億3500万円、経常利益が同0・8%減の226億7100万円、営業利益は同58・1%増で241億4200万円の増収減益だった。
主なセグメントでは、国内住設事業が住宅リモデルの価格改定により増収したが外部調達コスト増などの影響を受けて減益となった。海外住設事業では全体で増収増益。中国大陸事業は不動産市況低迷によって減収減益。アジア事業は台湾地域の市況が好調に推移して増収増益で、ベトナムは市況悪化影響が継続するもグループ内売上高増で増収増益となった。米州事業はショールーム展示・提案の質向上、接点拡大などの実施や、eコマースのプロモーション効果などで売り上げ・シェア共に拡大。TOTO品取扱い店舗数と店舗あたり売り上げ拡大などのチャネル別施策によってウォシュレット販売が伸長し、増収増益。欧州事業は販売網の拡大と著名物件でのウォシュレット採用を推進し、販売増したことで増益。セラミック事業は半導体市の回復に伴う静電チャックの販売増に加えて、為替の影響もあり増収増益となった。
通期予想は下方修正し、売上高が当初計画から200億円減で前年同期比4%増の7300億円、経常利益は当初計画通りの480億円、営業利益も修正なしで480億円、当期純利益は15億円減の360億円を見込む。

