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自動配筋検査システムが総合展で受賞 HMS


週刊経済2024年10月30日発行号

3D記録化で今後の応用に期待

AIカメラ、クラウドAI画像解析サービスを提供するHMS㈱(福岡市博多区博多駅前2丁目、胡振程社長)は10月11日、自動配筋検査システムがデジタルイノベーションの総合展「CEATEC AWARD2024」(主催・一般社団法人電子情報技術産業協会)でイノベーション部門を受賞した。
AI活用の自動配筋検査システム「GEMBA3D」が、「配筋検査の自動化・効率化によって人手不足の建設業界の課題解決につがる」と選評を受けたもの。同システムは手作業で負担が大きいコンクリート構造物の配筋検査を自動化。鉄筋をセンシングすると自動的に最適な検査用写真を取得し、自動的に帳票化を行うほか、センシングした鉄筋をほぼリアルタイムで3Dモデル化し、設計データと照合して自動配筋検査を短時間に実施することができる。
現在は鉄筋検査を主目的に開発を進めているが、配管設備など様々な物体を識別して3D記録が可能なため、様々な現場での幅広い活用に期待している。