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動物専用の仏壇、仏具を発売  太宰府メモリアルパーク   ペット供養を拡充


 霊園、墓地管理の財団法人大宰府メモリアルパーク(太宰府市大佐野字野口、本田勇一郎理事長)は2月23日、動物専用仏壇と仏具を発売した。
 敷地内の動物専用霊園墓地「太宰府ペットパーク」事業の設備やサービス拡充を図る一環で、自宅でもペット供養をしたいという利用者の声を取り入れたもの。仏壇は6000円。全体が白色で、ハート型の装飾部分が淡いピンクと青色の2種類ある。仏具は湯飲みと花立て、香立ての3点セットで4000円。有田焼で白を基調に花の模様が描かれている。
 同ペットパークは11年10月にオープン。敷地面積は約2000平方mで、屋外の墓地、納骨棚、合祀(ごうし)墓に加え小型犬専用のドッグランなどを設置。昨年11月には、屋内納骨堂「ペットハウス」を開設し、葬儀にあたる「お別れの儀式」などをする多目的ルームや、移動火葬車を停めて個別火葬をするガレージも設けた。また今年中に動物用固定火葬炉の設置も計画している。
 本田理事長は「安心して家族の一員であるペットを見送れる環境を整えたい」と話している。
 同社は1988年に3月に開園、総面積36万平方mに1万4千区画の墓地を管理している。