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3メートル角の大型液晶ガラス基板搬送ロボット  安川電機    年間400台販売へ


 株式会社安川電機(北九州市八幡西区黒崎城石、利島康司社長)は、このほど、第10世代対応の大型液晶ガラス基板搬送ロボットを開発、12月1日から販売開始した。
 薄型テレビなどで大型化や低価格化が求められる中、液晶パネル製造分野における生産性向上という市場ニーズに対応した。商品名は「MOTOMAN―CDL3000D」。業界で初めて昇降軸にダブルリンク式支柱機構を採用し、第10世代と呼ばれる約3メートル角の大型マザーガラス基板を高速、高精度で搬送することができる。また、専用付帯設備の削減などで、ライン立ち上げの早期化も実現した。価格はロボット本体とコントローラーを1セットとし、2247万円。年間で400台の販売を見込む。同社では、1997年から液晶分野を対象にした液晶ガラス基板搬送ロボットを市場へ供給しており、今年10月までで累計約1万2000台を出荷している。