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計量法校正事業者登録JCSSを認証取得  石蔵商店    今年10月、九州初


 計測機類卸、計量骨材製造卸の株式会社石蔵商店(福岡市博多区須崎町3丁目、石蔵利治社長)は、今年10月、計量法校正事業者登録制度「JCSS(Japan Calibration Service System)」を認証取得する。九州では初。
 JCSSは、先端産業分野をはじめ工業生産における高精度の計測や品質管理の信頼性確保を目的とし、1993年に施行された計量法トレーサビリティ(計測器の精度や整合性)制度で、校正機関として技術力や実績などあらゆる面を審査し、「国家基準にトレーサブルである(十分な精度で比較校正できる)」と認定された事業者に経済産業省が与える。製品の取引においては、ユーザーがメーカーに対して製品に関する試験・校正結果の添付を要求することが多く、その際にメーカーは、第三者である試験・校正事業者で得られた試験・校正結果を活用する。特に、生コン業界、輸出、自動車、IT関連会社がJCSSを活用するという。取得する登録区分には、長さ、時間、温度、光、角度などの24区分あるが、同社が取得するのは、質量区分で、300kg以下の計量機になる。
 石蔵社長は「JCSSに関する認知度はまだ低いが、いち早く取り組んで、他社との差別化を図っていく」と話している。
 同社は1945年10月創業、1974年9月設立、資本金2,730万円、売上高11億3,200万円(06年5月期)、従業員32人。
 石蔵社長は福岡市博多区出身、1952年1月13日生まれの55歳、福岡大学商学部卒、趣味は読書、旅行。