NEWS

  • 地域

社長に山下耕一専務、常務に嘉村取締役   山下医科器械   山下尚登社長は会長に


 医療機器販売業の山下医科器械株式会社(福岡本社・福岡市中央区天神1丁目)の代表取締役会長に山下尚登社長、社長に山下耕一専務、常務に嘉村厚取締役営業本部長が7月1日付で就任した。
 山下尚登氏は佐世保市出身。55年1月24日生まれの51歳。熊本大学工学部卒。1978年7月同社に入社し、82年5月福岡営業所長、88年3月取締役、90年10月常務、94年10月代表取締役専務を経て97年6月社長に就任。趣味は謡曲。                            
 山下氏は長崎市出身。1956年9月29日生まれの49歳。長崎大学経済学部卒。81年4月同社に入社し、90年2月福岡営業所長、91年10月取締役福岡支社長、93年5月取締役長崎支社長、97年6月常務取締役長崎支社長、99年6月専務に就任。山下前社長のいとこにあたる。趣味はギター演奏。
 嘉村常務は佐賀県神埼郡吉野ヶ里町出身。1961年7月25日生まれの45歳。熊本大学工学部機械工学科中退。85年8月山下医科器械株式会社に入社し、2001年5月鳥栖営業所長、03年5月営業本部副本部長、04年5月営業本部長を経て同8月取締役営業本部長。趣味はガーデニング、農業、ゴルフ、読書。

 医業開業支援の営業強化などで2期連続増収増益見込む

 また同社は07年5月期決算で、売上高が335億8,000万円で前期比3%増、経常利益が7億5,000万円で同2%増を見込んでいる。
 今期中をめどに佐賀県鳥栖市の第2物流センターを開設するなど仕入れや販売事業の効率化を進め、急性期医療機関や低侵襲治療分野の需要に対して的確な対応を目指すほか、医業開業支援のメディカルサービス分野の営業を強化することで2期連続増収増益を目指す。
 同社では「医療業界は厳しい状況下にあるが、高付加価値商品の提供や業務効率化に寄与し、業界での存在価値を高めていく」と話している。
 同社は1926(大正15)年、長崎県佐世保市で創業。50年4月設立。関連会社に株式会社イーピーメディックがある。05年5月福岡本社を設立。06年2月東証2部に上場している。06年5月期は、医業開業支援の営業強化や自社開発の物品管理システムの好調、自社ブランド商品開発を積極化したことなどから、売上高が324億6,400万円で同5%増、経常利益が7億3,800万円で同4%増の増収増益だった。