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情報通信工事の不振で減収減益  西部電気工業    土木・設備工事は前年増


 電気通信設備業・西部電気工業株式会社(福岡本社・福岡市博多区博多駅東3丁目、笠原正昭社長)の2008年3月期の連結中間決算は、完成工事高が252億3200万円で前年同期比10・8%減、経常利益が5億9800万円で同26・5%減の減収減益だった。単体でも完成工事高が208億8700万円(同12・3%減)、経常利益が5億3100万円(同8・5%減)の減収減益だった。
 主力である情報通信工事でブロードバンドサービス関連工事の減少などから受注高、完成工事高ともに前年同期を下回った。また、土木・設備工事では受注価格の一層の低廉化や官公庁工事での投資抑制など厳しい受注環境にあったが、積極的な営業展開等により受注高、完成工事高ともに前年増となった。
 同社では今後、光アクセスサービス需要の伸びの鈍化や情報通信事業者間での市場競争激化など、引き続き厳しい受注環境の中、生産性の向上や原価の削減、グループ経営の効率化を進めていく。通期では完成工事高が577億5000万円(同2・6%減)、経常利益が16億7000万円(同6・5%減)、単体でも完成工事高が495億円(同2・8%減)、経常利益が14億円(同6・4%減)の減収減益を見込んでいる。