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原油・原材料高騰などで増収減益  大石産業    海外部門が好調


 産業用包装資材の製造・販売大石産業株式会社(北九州市八幡東区桃園2丁目、中村英輝社長)の07年9月中間期の連結決算は、売上高が89億4900万円で前年同期比5・3%増、経常利益が2億8400万円で同32・6%減の増収減益となった。
 内部統制体制の構築とCSR推進体制を強化し、業績向上と企業価値の増大に取り組んだ結果、増収につながった。一方で、原油・原材料の高騰、パルプモウルド新工場の償却費負担の発生などで減収となった。部門別では、海外事業部が売上高14億9600万円で同17・1%増と2桁の伸びを見せたほか、主力のパルプモウルド部門の売上高が31億1400万円で同4・9%増、樹脂部門が16億7400万円で同1・5%増、紙袋部門が9億5500万円で同4・1%増、段ボール部門が12億3700万円で同0・9%減、その他の事業が4億7100万円で同7・4%増となった。通期では売上高は180億円で同4・4%増を見込んでいるが、原油、原材料価格の高騰などで経常利益は6億円で同38・1%減を見込んでいる。