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仕入価格上昇や店舗減などで減収減益  ピエトロ    当期純利益は13・2%増


 ドレッシング製造・販売やレストラン事業を展開する株式会社ピエトロ(福岡市中央区天神3丁目、村田邦彦社長)の08年3月期中間決算は売上高が48億3000万円で前年同期比2・6減、営業利益が4億5000万円で同16・6%減、経常利益が4億2700万円で同17・4%減の減収減益だった。当期利益は子会社の上海ピエトロ餐飲有限公司の解散決議にともなう法人税等調整額の減少(繰延税金資産の増加)で3億300万円と同13・2%増だった。
 食品事業では、前期に続いてブランド再確立の2年目と位置付け、他社の低価格攻勢とは一線を画し、試食販売強化やテレビCMの内容充実で、主力ドレッシングの「オレンジキャップ」「ライトタイプ」「グリーン」の売り上げは前年同期並を確保し、育成強化商品の「スパドレ」も順調に伸ばしたが、一部商品に落ち込みがあり、売上高は24億4700万円で同1・2%減にとどまり、営業利益は原材料仕入価格上昇の影響で8億400万円の同7・6減となった。一方、レストラン事業では、季節感あるフェアメニューの展開による来店率向上と新規顧客開拓に取り組むとともにカフェ業態2店舗を新規開店したが、今年4月の上海の店舗閉店や前期の不採算店閉鎖に伴う前年同期比店舗数の減少で、売上高が22億7500万円で同4・0%減となるとともに、販売促進費増加で営業利益は800万円の同78・6%減となった。
 通期では、売上高が93億1000万円で前期比1・1%減、営業利益が7億3000万円で同10・0%減、経常利益が6億9000万円で同9・4%減、当期純利益が4億2000万円で同12・3%増を予想している。