NEWS

  • 地域

主力HS事業部門改善で黒字転換  サニックス    業績底を打ち回復基調に


 総合環境衛生管理の株式会社サニックス(福岡市博多区博多駅東2丁目、宗政伸一社長)の08年3月期中間連結決算は、売上高が137億4200万円で前年同期比11・5%減、経常利益は2億3200万円で15億1900万円の赤字から黒字転換した。
 環境資源開発事業部門で、前第4四半期に発生したサニックスエナジー苫小牧発電所の火災事故により6月中旬まで操業を停止するなどしたが、HS(ホーム・サニテーション)事業部門で、前第2四半期以降続いた業績低迷は底を打ち回復基調で推移した。利益面はコスト低減と限界利益率の高いHS事業部門の業績回復で改善。営業利益は前年同期14億7300万円の赤字から2億7000万円に黒字転換した。当期損益は、環境資源開発事業部門の北九州工場など事業譲渡に伴う減損損失計上などで4億2100万円の赤字となった。通期では、回復基調にあるHS事業部門と環境資源開発事業部門で苫小牧発電所が操業を再開したことなどから、売上高で282億2200万円(前年比2・4%減)、経常利益14億3000万円(前年は16億5900万円の赤字)を見込む。
 サニックスは、1978年設立。資本金は140億4183万円。従業員は1753人。07年3月期の売上高は289億円。宗政社長は佐世保市出身。49年12月16日生まれの57歳。佐賀県立嬉野商業高校卒。趣味はゴルフ。