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主力製品の価格下落で減益に  三井ハイテック    受注拡大で増収は維持


 ICリードフレーム製造・株式会社三井ハイテック(北九州市八幡西区小嶺2丁目、坂上隆紀社長)の07年10月第3四半期決算は、売上高474億5200万円で前年同期比12・2%増、経常利益31億4700万円で同4・3%減の増収減益となった。
 強みとする精密加工技術を生かした事業展開により、高精度・高難易度製品などの受注が順調に伸び、第1四半期から続く増収を維持した。だが、利益面では中間期(経常利益は前年同期比21・0%増)から伸び悩み、減益となった。主力のリードフレーム事業で製品価格が下落したことに加え、原材料・副資材価格の上昇が激しく、利益を圧迫した。営業利益は30億4500万円で同3・4%減。純利益は中間期に実施した固定資産の減損処理も影響し、18億6000万円で同24・0%減となった。
 通期の見通しに変更はなく、売上高620億円で前期比8・0%増、経常利益は42億円で同3・4%増、当期純利益は特別損失の影響で25億円の同16・1%減を見込む。