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ホテル事業参入、販管費増で増収減益 　シノケングループ　　　 売上高は4期連続で増加

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　不動産販売、不動産賃貸管理、ファイナンス事業などシノケングループ各社の持株会社・株式会社シノケングループ（福岡市博多区博多駅南1丁目、篠原英明社長）の2008年3月期連結（6社）中間決算は、売上高が107億5400万円で前年同期比26・4％増、経常利益は7500万円で同55％減の増収減益となった。当期純利益は4100万円で同71・5％減。
　福岡および首都圏、札幌、仙台、名古屋都市圏における高資産価値の開発用地を確保したことで個人投資家や法人投資家からの新規受注が増加。不動産販売（投資）事業、不動産賃貸管理事業が堅調に推移したほか、ファイナンス事業、ＬＰガス供給事業も新規顧客数増で売上高4期連続増収に貢献したが、今年7月のホテル事業参入に伴う初期投資の増大と各事業の業容拡大による販売管理費の増大が影響して減益となった。事業別内訳では、不動産販売（投資）事業の売上高は93億7400万円で前年同期比28・5％増。不動産賃貸管理事業は管理世帯数9286件（同703件増）まで伸ばし、売上高は10億2000万円（同31・3％増）。ファイナンス事業の売上高は7400万円で同22・5％増。その他事業では、ＬＰガス供給事業が販売世帯数4785世帯（同13・9％増）と堅調に推移した。同社では今後、首都圏を対象とした個人・法人投資部門の業容拡大およびグループ会社との連携強化、財務体質強化を図る。通期は連結売上高265億円で前期比35・1％増、経常利益は13億円で同21・7％増、当期純利益は8億2000万円で同11・7％増を見込んでいる。