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UR九州支社と持続可能な街づくりで連携 九州工業大学


週刊経済2025年3月5日発行号

家庭用サービスロボットの学術研究を推進

国立大学法人九州工業大学(北九州市戸畑区仙水町、三谷康範学長)は2月21日、独立行政法人都市再生機構九州支社(福岡市中央区長浜2丁目、間瀬昭一支社長、以下UR九州支社)と人材育成と持続可能な街づくり実現に関する包括協定を結んだ。

両者は2021年7月からUR賃貸住宅で、学生による住戸リノベーションコンペなどの連携プロジェクトを実施しており、実践的な教育を通じて品格と創造性ある人材の育成、および持続可能な街づくりの実現を図る。今回の連携プロジェクトでは九工大大学院生命体工学研究科、および同大学院工学研究院による家庭用サービスロボットの学術研究を推進。具体的には現実の家庭環境や地域コミュニティの中で、ロボットを動作させる際の課題を抽出し、家庭用サービスロボットの社会実装に向けた技術開発を加速させる。同大学では「URの団地や周辺地域住民とロボットとのふれあいイベントの実施も検討している」と話している。