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JAF九州本部と交通安全や環境分野で連携協定 Luup
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週刊経済2025年2月26日発行号
福岡エリアで交通安全イベント共同開催へ
小型モビリティのシェアサービスを展開する㈱Luup(東京都千代田区、岡井大輝社長)は2月18日、一般社団法人日本自動車連盟(JAF)九州本部と、交通安全活動や環境保全活動の推進を目指した連携協定を締結した。
Luupは電動キックボードや電動アシスト自転車のシェアサービスを全国展開しており、福岡市には昨年3月に進出。同年10月には北九州市に進出している。一方、電動キックボードは2023年に「特定小型原動機付自転車」に定められるなど、新たに法令面の対応が進んだため周知が十分でないという課題があり、同社はエリアの拡大に合わせ、地域の多様な主体と連携した交通ルールの普及・啓発に努めてきた。今回の協定では、交通安全活動や環境保全活動の共同での推進に加え、パーク&ライドの推進による地域活性にも共同で取り組んでいく方針を固めた。今後、交通安全イベントを共同開催していく計画で、実際に協定式の後には「交通安全啓発イベント」を福岡大名ガーデンシティで開催した。
福岡市では、進出時点で約350カ所の専用ポートを準備したが、それから1年足らずで都約930カ所にまで拡大。業容の急拡大を続けている。岡井社長は「多くの拠点が集約する福岡市都心部では、公共交通よりも『ドアトゥドア』で移動でき、小回りが効く小型モビリティが求められているのではないか」と需要の見通しを話している。