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IoT/DX汎用モジュラーデバイスを販売開始 Braveridge


週刊経済2025年1月15日発行号

IoT導入がその日のうちに

電気製品卸、電子部品機器の製造・開発・設計の㈱Braveridge(福岡市西区周船寺3丁目、小橋泰成社長)は12月20日、IoT/DX汎用モジュラーデバイスの販売を開始した。専用のオンラインストアをはじめ導入支援パートナーとしての購入が可能。

最低でも3年かかっていたIoT導入の課題を解決することを目的としたもので、商品名は「BraveJIG(ブレイブジグ)」。製造ラインの表示灯や信号の検知、機器状態の監視による振動検知や故障予知などを可能にする。モジュール化された3種のルーターに有線、無線に対応した各センサ―モジュールを接続する。各センサーモジュールとルーターモジュールのペアリングは本体同士をタッチするだけで完了することに加え、設置場所に応じた取付ベースに各モジュールをワンタッチレバーで設置できる。また、専用のソフトウェアインターフェースによって利用者独自のシステムやアプリケーションと連携することでセンサーデータの取得や設定ができる。さらに、LTE-M回線を使わず社内LANでのIoT実現も可能なため、届いたその日のうちに導入が完了する。福岡県工業技術センターが無償で配布するオープンソースソフトウェア「IoT導入支援キット」を使えば、アプリケーション開発無しでセンサーデータを即日見える化できる。1月7日時点でUSBルーター(税込6万500円)、照度モジュール(税込3万1900円)、ルーターバッテリ―2×4(税込1万450円)、モジュールバッテリー2×4(税込9570円)、モジュールバッテリー2×2(税込7150円)、モジュール外部電源変換アダプタ―(税込1万1千円)などを販売開始しており、順次発売予定の商品もある。

同社は2004年設立。資本金1億円で従業員は83人(2024年7月)。