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鹿児島大発バイオベンチャーに出資 FFGVP


週刊経済2026年1月14日発行号

がん治療薬の国内外臨床開発を加速

ふくおかFG傘下の㈱FFGベンチャービジネスパートナーズ(FFGVP、福岡市中央区天神2丁目、吉田泰彦社長)は運営するファンドを通じて、バイオベンチャーのサーブ・バイオファーマ㈱(鹿児島市、山田昌樹社長)に出資した。
FFGVPのほか京都大学イノベーションキャピタルなど計6社による第三者割当増資(シリーズBセカンドクローズ)。今回調達した資金6億7千万円(シリーズB累計21億7千万円)は、独自技術のがん治療薬の非臨床・臨床開発の加速や治験薬製造などに充てられる。なお、同社は日本医療研究開発機構(AMED)から最大約27億円の助成を受ける予定で、今回の新規調達額は合計で最大約50億円にのぼる。
同社は2022年8月設立。鹿児島大学大学院の小戝健一郎教授が独自開発した技術を基に、がん細胞のみを選択的に殺傷する腫瘍溶解性ウイルス「Surv.m-CRA」シリーズの研究開発を推進している。現在は希少がんである原発性悪性骨腫瘍を対象とした第Ⅲ相臨床試験を進めているほか、免疫遺伝子を搭載した次世代パイプラインの治験入りも目指している。FVPでは「臨床試験における圧倒的な奏功率と、世界水準の製造体制構築を高く評価した。九州発の革新的技術がグローバルに展開し、難治性患者の皆さまの力になることを期待し、全力で支援したい」と話している。