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金融機関、人材ビジネス事業者と連携協定 県プロフェッショナル人材センター


週刊経済2022年3月1日発行

中堅・中小企業支援で

福岡県プロフェッショナル人材センター(福岡市博多区吉塚本町)は2月17日、県内金融機関、人材ビジネス事業者と「プロフェッショナル人材事業の活用に関する覚書」を締結した。
同センターは2016年2月に内閣府の「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を推進するために設置された機関で、県内中堅・中小企業のプロ人材採用を支援しており、1月末時点で相談件数1258件、成約件数417件の実績を持つ。今回の連携で、新たに金融機関の取引先企業の支援が可能になり、より多くの中小企業の課題抽出や人材ニーズに応えられると見込む。連携に参加する金融機関は福岡信用金庫、福岡ひびき信用金庫、遠賀信用金庫、大牟田柳川信用金庫、筑後信用金庫、大川信用金庫、飯塚信用金庫、田川信用金庫、㈱筑邦銀行、㈱福岡中央銀行。金融機関が把握した人材ニーズについての情報を、福岡プロ人材センターを経由して、18社の人材ビジネス事業者に提供する。人材ビジネス事業者は登録人材を企業に紹介し、採用までの支援を行う。
締結式で、福岡県プロ人材センターの杉山新治マネージャーは「設置から6年で着実に成果を上げてきたが、県内で13万社を超える中小企業の数を考えると、まだ十分でない。今回の連携で、成約実績を3倍・4倍にも高めていきたい」と話した。