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西新プラリバ跡地に40階建てタワーマンション 東京建物など3社


商業施設部分は19年7月開業

東京建物㈱(東京都中央区、野村均社長)は10月3日、西日本鉄道㈱(福岡市中央区天神1丁目、倉富純男社長)、三菱地所レジデンス㈱(東京都千代田区、脇英美社長)と共同開発のタワーマンション「ブリリアタワー西新」(福岡市早良区西新4丁目)の概要を発表した。
15年7月に営業を終了した商業施設「西新エルモールプラリバ」跡地の再開発「西新リボーンプロジェクト」の一環で、同所に住宅・商業一体型の複合施設を開発する。住宅棟は敷地面積約4200㎡、建物は地下2階・地上40階建てで、延べ床面積は約3万9600㎡。高さは約137メートルで、総戸数は1LDKから4LDKまでの306戸。地下2階の福岡市地下鉄西新駅コンコースから、エレベーターで7階のエントランスホールに直結する。
地下1階・1階は商業フロア、2階から6階が165台収容の自走式駐車場、8階から38階までが住戸で、広さは2LDKで56㎡前後、3LDKで80㎡前後が中心。販売価格は未定だが、最多価格帯は6千万円台から7千万円台が中心となる見通し。3月のホームページ開設以来、資料請求件数は当初計画の3300件を大幅に上回る5800件超に達しており、資料請求者の約78%が県内居住者(うち福岡市内は66%)、会社経営者や役員、医師などの高額所得者が中心という。10月6日には、完全予約制のモデルルームをオープンした。
住宅棟に直結する商業施設は地下2階・地上4階建て。地下2階・地下1階は食品スーパーやベーカリー、総菜・グロッサリーなどの食関連、地上1階以上はファッションや雑貨、カフェなどの生活関連で構成し、約40店舗の出店を予定している。地下2階には㈱フードウェイ(同市西区、後藤圭介社長)の食品スーパーの入居が内定している。
住宅棟は11月初旬に第1期登録受付を開始、21年3月末の入居開始を予定。商業棟は住宅棟に先駆け、19年7月の開業を予定している。東京建物九州支店の樺田直樹支店長は「地下鉄に直結するタワーマンションは九州初。立地特性と地域の要望に沿う形で、商業との複合施設とした。大変多くの反響をいただいている」と話している。

2018年10月16日発行