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総額約125億円投じ朝倉市に物流施設 東京のESR


週刊経済2021年8月3日発行

九州初進出

物流施設開発などのESR㈱(東京都港区、スチュアート・ギブソン社長)は、朝倉市一木にマルチテナント型物流施設を建設する。総投資額は約125億円。
同社はこれまで首都圏、関西圏、中京圏で物流施設を開発しており、全国31件目、九州初進出。場所は大分自動車道甘木ICから約1・7㎞東側の、甘木自動車学校跡地。敷地面積は隣接する駐車場含め4万㎡。建設する「ESR福岡甘木ディストリビューションセンター」は鉄骨造り3階建てで、延べ床面積は7万㎡。スロープで2階までアクセスでき、1階の建物両面と2階の中央車路を挟んで両側にトラックバースを設置。大型車最大88台、4tトラック128台の接車が可能としている。最大8テナントに分割できる。11月に着工し、来年12月に完成予定。同社は「福岡は東名阪の三大都市圏に次ぐ経済圏で、マーケットとして魅力を感じていた。当社のネットワーク拡大だけでなく、幅広いクライアントのビジネス拡大や物流効率化をサポートできる施設になると考えている」と話している。
同社は2006年にレッドウッド・グループ・ジャパン㈱として設立。16年に同業でアジア大手のイーシャンと統合し、ESRに社名変更。香港にグループ本社を置き、アジア太平洋地域で物流不動産事業を展開している。資本金4億6697万円。