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県内地価動向 「実感値」「予測値」ともに下落 県不動産鑑定士協会
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週刊経済2025年3月5日発行号
不動産市況DI調査
福岡県不動産鑑定士協会(福岡市博多区、井上真輔会長)は2月17日、第20回福岡県不動産市況DI調査を発表、県内地価動向は「半年間で地価が上昇した」を示す「実感値」、「今後、半年間で上昇する」を示す「予測値」はともに前回調査(昨年7月)時から下落した。
1月1日を基準日とした今回調査の地価動向では、「実感値」が県全体で前期比13・9ポイント減の36・2、福岡市が同9・3ポイント減の55・3,北九州市で同20・2ポイント減の39、久留米市では同22・5ポイント減の36・2と高い水準を維持しながらも、各地域で前回を下回った。「予測値」でも県全体で前期比11・2ポイント減の21、福岡市が同11・2ポイント減の30・7、北九州市で同13ポイント減の33・3、久留米市では同16・5ポイント減の26・1と上昇基調に落ち着き感が見られる結果となった。
一方、取引件数では、戸建て販売は「実感値」で前期比17ポイント減のマイナス31、「予測値」で同9・5ポイント減のマイナス30・8、「マンション販売」では「実感値」が同19・3ポイント減のマイナス21、「予測値」で22・1ポイント減のマイナス24・1、「仲介物件」は「実感値」が同9・8ポイント減のマイナス13・5、「予測値」で同10・6ポイント減のマイナス12・6、「建築」では「実感値」が同9・4ポイント減のマイナス33・5、「予測値」では同2・2ポイント減のマイナス28・5とすべての項目でマイナスとなり「実感値」、「予測値」ともに悪化が見られた。アンケートの実施期間は昨年10月から12月。有効回答数は428件。