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新しいメタバースプラットフォームで仮想空間公開 HLサポート


週刊経済2025年新春特別号

URLの添付が可能に

障がい者就労支援の(合)HLサポート(福岡市中央区天神3丁目、中村信二代表社員)は1月中旬以降に、ビジネス向けメタバースプラットフォーム「Spatial」で福島八幡宮(八女市)の境内を再現したメタバースワールドを公開する。

商用利用などを目的としたメタバースワールド制作サービスの一例目。11月25日にメタバースアプリ「ZEPETO」で公開した仮想空間を作り替えたもので、カードゲームや参拝体験などのアクティビティに加え、「ZEPETO」ではできなかったURLの添付が可能になる。今回は神社で販売しているお守りや御朱印の国内外での知名度向上と販売促進を目的としており、ワールド内のスポットなどから福島八幡宮公式ウェブサイトのオンライン販売ページに飛べるようになる。メタバースワールド制作サービスは、同社が運営する障がい者就労支援施設の利用者と従業員合わせて7人ほどで取り組むもので、福島八幡宮については「ZEPETO」と「Spatial」両方のメタバースワールドを制作。今後は、1つのワールド制作に数か月かかることから、どちらか一方のみの依頼を受け付ける。

「Spatial」は、アバターを通じて仮想空間での交流やイベント開催などが可能なメタバースプラットフォームで、ビジネス利用に注力している点が特徴。利用者は会議や教育、イベントなどの活動を経験でき、世界中の企業などが注目を集めている。