NEWS
市立図書館指定管理事業者を募集 豊前市
Tag:
週刊経済2024年12月25日発行号
指定期間は来年4月から最長5年間
豊前市(後藤元秀市長)は12月6日、同市八屋にある豊前市立図書館を対象とした指定管理事業者の募集を始めた。
同施設の指定管理契約が来年3月で満期を迎えるため、次期指定管理事業者を民間から募集することで住民サービス向上および経費節減を図るのが狙い。場所は県道32号(通称市役所通り)沿い、市立埋蔵文化財センターの北隣。同図書館は2011年に旧福岡県立築上北高校跡の一棟を改修した後に移転開設。鉄筋コンクリート造3階建てで、延べ床面積は1982・6㎡。1階フロアには児童・一般図書室、くつろぎ・パーソナルスペース、事務室、作業室、AVコーナーなどを設置し、2階が参考図書、一般書、学習コーナー、パソコン活用コーナー、事務室、館長室、3階が会議室、ボランティア団体等共用スペースなど。所蔵数は一般書が10万3762冊、児童書4万5367冊、視聴覚資料(CDなど)4609点(2024年3月現在)。なお、利用状況は貸出冊数12万3125冊、予約数2700件(23年度実績)となっている。
施設運営に関する業務は図書施設(移動図書館車を含む)利用に関する業務、会議室使用料・コピーサービス手数料など収受に関する業務、広報に関する業務など。職員対象者について、司書資格を有する職員もしくは公共施設での勤務経験を有する職員5人以上配置し、そのうち2人以上、司書資格者を配置することが必要となる。指定管理料は2488万5千円(消費税および地方消費税含む)を上限とし、支払いは年度ごとに四半期に分けて実施する。
指定期間は来年4月1日~2030年3月31日までの5年間。申請書類の受付期間は26年1月5日まで。同月17日に選定審議会によるプレゼンテーション審査などを経て、同月下旬に指定管理者を決定する。詳細・問い合わせは教育部生涯学習課文化芸術係まで。