NEWS
家族信託、相続相談会社と業務提携 ウェルモ
Tag:
週刊経済2025年新春特別号
認知症による資産凍結などの解決を
介護事業向けシステム開発の㈱ウェルモ(福岡市中央区大名2丁目、鹿野佑介社長)は12月23日、家族信託、相続などのトリニティ・テクノロジー㈱(東京都港区、磨和寛社長)と高齢社会の課題解決に関する業務提携を結んだ。
認知症患者の増加で、預貯金引き出しや資産売却などが困難になる資産凍結など高齢社会の課題解決を図る。ウェルモが展開する「ミルモネット」など介護業界のDX推進サービスと、トリニティ・テクノロジーが展開する高齢者の資産管理や生前対策を推進する「おやとこ」などのサービスを連携することで、相互のサービス拡充や新サービスの共同開発などに取り組む。具体的には、ウェルモは全国の介護事業所検索サイト「ミルモネット」で資産凍結など生前対策に関する情報発信の拡充、トリニティ・テクノロジーは「おやとこ」のサービス内容の刷新やデジタル化などを進める。鹿野社長は「両社の強みを掛け合わせ、認知症による資産凍結などさまざまな課題解決に貢献したい」と話している。
トリニティ・テクノロジーは2020年10月設立。資本金18億2988万円(資本準備金含む)。従業員数約130人。