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外食回復で売上高は23・9%増の1040億円 ロイヤルHD12月期


週刊経済2023年2月21日発行

コロナ禍以降では初の経常黒字に

ロイヤルHD(福岡市博多区那珂3丁目、阿部正孝社長)の2022年12月期連結決算は、売上高が前期比23・9%増の1040億1500万円、経常利益が21億5600万円(前期は44億9800万円の損失)で増収増益となった。
コロナ禍による行動制限の緩和で、主力のロイヤルホストがコロナ禍前の2019年度を上回る水準で推移するなど、外食、コントラクト(フードサービス受託)、ホテル、食品の主要セグメントで前年を上回ったことで200億円の増収となった。また利益面では仕入れ価格や光熱費の高騰の影響があったものの、高付加価値商品の提供や販売価格の改定をはじめとする既存店の収益改善や事業再編などの構造改革効果、さらに助成金収益計上などでコロナ禍以降では初めて通期で経常黒字に転換した。
今期は売上高が25・9%増の1310億円、経常利益が39・1%増の30億円の増収増益を見込んでいる。