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売上高は7・5%増の290億9900万円 正興電機製作所
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週刊経済2025年3月12日発行号
経常利益は29・9%増
電力会社や官公庁向け情報制御システム製作・販売の㈱正興電機製作所(福岡市博多区東光2丁目、添田英俊社長)の2024年12月期連結決算は、売上高が前年同期比7・5%増の290億9900万円、経常利益は同29・9%増の23億5900万円の増収増益となった。
セグメント別に見ると、電力部門は情報制御分野において総合制御所向けなどの制御システム(OT)や遠隔設備監視といったスマート保安システム・配電機器製品が堅調に推移し、売上高は前年同期年比13・5%増の82億8600万円。セグメント利益は46・9%増の10億4500万円となった。環境エネルギー部門は、国内公共分野の工事進捗遅れが緩和し、水処理施設向け監視制御システムや、高速道路向け受配電システムが堅調で、売上高は6・7%増の118億8000万円、セグメント利益は43・6%増の3億3800万円。情報部門は港湾分野のサイバーポート関連やヘルスケア分野の介護認定支援システムなどのサービス事業により、売上高は10・6%増の15億6500万円、セグメント利益は21%増の2億2800万円となった。サービス部門は太陽光発電所向け設備や工場向けの設備更新工事によって、売上高は6・2%増の49億5300万円、セグメント利益は22%増の6300万円。その他の部門では、売上高は5・5%減の24億1300万円、セグメント利益は21・8%減の3億3900万円となった。
今期は売上高が前年同期比13・4%増の330億円、経常利益は20・8%増の28億5000万円の増収増益を見込んでいる。