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売上高は6・9%増の234億8500万円 大石産業3月期


週刊経済2025年6月4日発行号

期末配当を4円増額し35円に

産業用包装資材メーカーの大石産業㈱(北九州市八幡東区桃園2丁目、山口博章社長)の2025年3月期連結決算は、売上高が前期比6・9%増の234億8500万円、経常利益が16・1%減の11億3000万円で増収減益だった。
売上高は、青果物向けの段ボール製品やパルプモウルド製品および国内合成樹脂向け重包装袋製品の出荷減はあったものの、販売価格の見直し効果や海外重包装袋製品の販売数量回復、事務機器用パルプモウルドトレーおよびキャストフィルムの拡販で4期連続の増収。利益面では、積極的な設備投資による減価償却費増、人件費の増加が影響し減益となった。営業利益は16・7%減の9億400万円、当期純利益は11・3%減の9億4400万円。これを受け同社では、剰余金の増配を実施。前回予想の普通配当1株あたり16円から4円増配の20円とし、創業100周年記念配当15円と合わせて35円に変更した。
今期は売上高が前期比3・2%増の242億3200万円、営業利益が0・4%減の9億100万円、経常利益が0・3%増の11億3400万円、当期純利益が16・2%減の7億9200万円を見込んでいる。