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売上高は24・4%減の16億3400万円 フロンティア11月期
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週刊経済2025年2月5日発行号
新車の生産停滞などが影響
福証Qボード上場で、自動車用アクセサリー部品メーカーの㈱フロンティア(福岡市中央区天神2丁目、山田紀之社長)の2024年11月期連結決算は、売上高が前期比24・4%減の16億3400万円、経常利益が71・4%減の2900万円で減収減益だった。
自動車用品販売を主とするPB販売事業において、自動車メーカーによる認証不正問題の影響で停滞していた自動車の生産が改善されつつあるものの、完全に回復するまでには至らなかった。加えて、為替の急激な変動で商品の仕入価格が増加した。また、電子玩具販売を主とするOEM/ODM事業においては、入学シーズンや夏休みなどを見据えた製品の出荷は予定通り推移したが、主力受注製品の入れ替えなどで、当初見込んだクリスマスシーズンに向けての受注および出荷の一部が12月以降になったことが響き、両事業で減収減益となった。営業利益は79・0%減の2300万円、当期純利益は66・6%減の2700万円だった。
今期は売上高が前期比11・4%増の18億2100万円、営業利益が2・7倍の6200万円、経常利益が92・7%増の5700万円、当期純利益が62・2%増の4400万円で増収増益を見込んでいる。
同社は2002年に山口県周南市で「CARフロンティア山田」として創業、03年12月設立。資本金5763万円。従業員16人。08年5月に現社名に変更し、14年7月に福岡支店(福岡市中央区天神2丁目)を開設。19年4月に本社を福岡に移し周南市の旧本社を山口支店とした。18年7月東京証券取引所「東京プロマーケット」上場(21年10月末廃止)、21年11月福岡証券取引所「Qボード」上場。