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売上高は21・8%減の605億7400万円 三井松島ホールディングス3月期


週刊経済2025年6月11日発行号

石炭事業終了で減収減益

産業用製品製造販売などの三井松島ホールディングス㈱(福岡市中央区大手門1丁目、吉岡泰士社長)の2025年3月期連結決算は、売上高が前期比21・8%減の605億7400万円、経常利益が同67・5%減の84億4800万円で減収減益だった。
不動産担保、融資などの㈱エム・アール・エフ(福岡市)の子会社化や、グループ会社のレジロールやコンベアチェーン製造販売が伸長したものの、24年3月期で創業以来の主力事業だった石炭生産販売事業が終了したことが影響し、減収。利益面では、豪州リデル炭鉱の権益譲渡に伴う特別利益約27億円を計上したが、石炭生産販売事業の終了に伴う売上高の減少が減益につながった。営業利益は前期比69・7%減の76億1500万円、当期純利益は同42・8%減の86億4500万円だった。
26年3月期は、売上高が8・1%増の655億円、経常利益が4・1%減の81億円、営業利益が7・7%増の82億円、当期純利益が32・9%減の58億円を予想している。