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売上高は20%増の160億9400万円 ビジネス・ワンHD
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週刊経済2025年6月11日発行号
連結子会社化による新事業が寄与
不動産業のビジネス・ワンホールディングス㈱(福岡市中央区薬院3丁目、尾﨑朝樹社長)の2025年3月期連結決算は、売上高が前期比20・0%増の160億9400万円、経常利益が8・8%増の12億5900万円で増収増益だった。
2024年10月に建築設計、マンションの企画設計などの㈱ナカケン(同市博多区東光寺町2丁目、中野雅彦社長)を連結子会社化し新たに建設事業を追加。売上高約17億円が寄与し、増収につながった。利益面では、主力の不動産事業において前期に実施した大口販売用不動産売却による反動減に加え、利益率の低い小口物件を中心に低採算の長期在庫処分に力を入れたことで減益となった。一方で、新設した建設事業に加えマンション管理事業、賃貸事業などでは基盤構築が進み顧客数が増加していることなどが増益に寄与した。営業利益は前期比9・8%増の14億6100万円、当期純利益は11・5%増の8億2800万円。不動産事業では熊本に続き大阪地域を重点地域と定め、昨年7月に大阪営業部を設立、事業拡充を進めている。
今期は、売上高が前期比5・6%増の170億円、営業利益は9・5%増の16億円、経常利益は3・2%増の13億円、当期純利益は2・6%増の8億5千万円で増収増益を見込んでいる。