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売上高は1・4%減の117億3200万円 協立エアテック
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週刊経済2025年4月30日発行号
経常利益は1・6%減で減収減益
空調設備機器製造の協立エアテック㈱(粕屋郡篠栗町大字和田、久野幸男社長)の2024年12月期連結決算は、売上高が前年同期比1・4%減の117億3200万円、経常利益は同1・6%減の7億2700万円の減収減益となった。
部門別にみると、ビル設備部門では近畿・中部地区において大阪・関西万博案件や大型都市再開発案件、工場新設・増設などの堅調な設備投資が寄与。価格競争の激化による厳しい受注環境の中で、主力製品であるダンパー・吹出口・VAVを含むシステム機器を重点的に販売した。一方で住宅設備部門は、能登半島地震の影響による着工遅れなどにより計画を下回る時期もあり、物価高騰で新規住宅着工件数が減少する中、既存顧客を中心とした分譲住宅の受注確保やウェブ販促に取り組んだことで、部門売上高は計画を達成した。主な製品別ではビル設備部門のダンパーが同2%増の32億8500万円、吹出口が2・3%減の22億5300万円、ファスユニットが53・8%増の8300万円、住宅設備部門の全館空調システム・24時間換気システムなどが1・2%増の39億円となった。
今期の売上高は0・3%減の117億円、経常利益は13・4%減の6億3000万円の減収減益を見込んでいる。