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営業収益は前期比14%増の588億円 福岡国際空港


週刊経済2025年6月11日発行号

初の経常黒字化

福岡国際空港㈱(福岡市博多区下臼井、田川真司社長)の2025年3月期決算は、売上高に当たる営業収益が前期比14%増の588億円、営業利益が13%増の74億円、経常利益が5億円(前期は8億円の赤字)と19年4月の民営化以降、初の経常黒字に転じた。
24年度の旅客数は国内線が前年度比4%増の1861万人、国際線が20%増の850万人で、国際線の便数は前年度比2788便増の2万2636便と過去最高を記録した。営業収益のうち航空収入は124億円、不動産収入は186億円、事業収入は277億円(うち免税店215億円)が占めた。旅客数の増加により営業収益、営業利益、経常利益はいずれも過去最高だったが、国際線ターミナル増改築工事に係る撤去費・除却損の計上があり、当期純損失は10億円となった。
25年度の計画では、営業収益が671億円、営業利益が91億円、当期純利益が17億円を見込む。