NEWS

半導体需要の活況で売上高45・8%増の642億円 三井ハイテック中間決算


週刊経済2021年10月26日発行

経常利益は7・2倍に

半導体部品製造の㈱三井ハイテック(北九州市八幡西区、三井康誠社長)の22年1月期中間決算(21年2月~7月)は、売上高は前年同期比45・8%増の642億2800万円、経常利益は同約7・2倍の60億7500万円で大幅な増収増益だった。
世界的な半導体不足が起こるほどの旺盛な半導体需要に支えられ、金型、電子部品、電機部品といった主力の半導体関連事業が軒並み躍進し、大幅増収につながった。中でも電動車向けモーターコアを生産する電機部品事業の売上高は、前年同期比59・5%増の353億4500万円で大幅に伸長。電子部品事業の売上高も同38・9%増の267億8200万円と好調だった。利益面でも、利益率が高い両主力事業の躍進と工場稼働率の向上で大幅に伸び、中間純利益は約8・5倍の45億900万円だった。
通期の業績予想は大幅に上方修正し、売上高は前期比38・5%増の1348億円、経常利益は同約3倍の117億円の見込みで、さらなる半導体需要の活況を見通している。