NEWS
半導体後工程自動化・標準化技術研究組合に加盟 リックス
Tag:
週刊経済2025年1月29日発行号
福岡本社の企業では初
機械商社のリックス㈱(福岡市博多区山王1丁目、安井卓社長)は12月10日、半導体後工程自動化・標準化技術研究組合(東京都、以下SATAS)に加盟した。
SATASでは、半導体生産の経済性に大きな影響を及ぼす「後工程」に着目し、2028年の実用化に向けて後工程自動化に必要な技術やオープンな業界標準仕様の作成、装置の開発と実装、統合されたパイロットライン(半導体の量産化に先駆けて試作を生産するライン)での装置の動作検証を推進。リックスは、メーカー機能として「精密洗浄技術」「メカトロ&システム化技術」を強みにしており、それらの技術を生かした製品を半導体業界向けに販売してきた実績生かし、同組合が設ける研究領域の一つであるプロセスセル(最先端半導体の組み立て工程における洗浄工程分野)で貢献する。
SATASは、半導体メーカーのインテルが主幹となり、半導体メーカーや半導体製造装置・自動搬送装置メーカー、標準化団体などによる企業と団体で組織。福岡本社の企業が加盟するのは初めて。
同社は1907年創業、64年5月設立。資本金8億2790万円。グループ従業員数723人(24年3月時点)。