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北九州市大と人材育成と地域活性化で連携 山口FGと北九州銀行など4社


週刊経済2025年2月26日発行号

デジタル人材の創出目指す

㈱山口フィナンシャルグループ(下関市竹崎町、椋梨敬介社長)と傘下行の㈱北九州銀行(北九州市小倉北区堺町1丁目、嘉藤晃玉頭取)ら4社は2月3日、公立大学法人北九州市立大学(同市小倉南区北方4丁目、柳井雅人学長)と人材育成や地域活性化に関する包括的連携協定を結んだ。

山口FGのESG課題の一つである「地域コミュニティとの連携強化」の実現に向けて取り組むもの。北九州市立大学が2027年4月に開設予定の新学部「情報イノベーション学部(仮称・設置構想中)」で、情報工学の先端技術を駆使する高度人材、GX推進や地域社会の課題解決に寄与するデジタル人材の創出を目指す。具体的には山口FGなどから講師派遣や地域課題の情報を提供し、新学部で課題解決型学習(PBL)を行うほか、インターンシップによる実践的な学びの機会の提供や、金融教育による金融リテラシーの向上などを図る計画。山口FGと同行に加え、グループ会社で経営コンサルティング事業などの㈱YMFG ZONEプラニング(下関市竹崎町、藏重嘉伸社長)とDXコンサルティングなどを手掛ける㈱データ・キュービック(同所、多賀本悠介社長)も参画している。