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前月比0・46ポイント増の4・72% 三幸エステート福岡支店調べ
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週刊経済2025年1月22日発行号
1月の福岡市ビル空室率
三幸エステート㈱福岡支店(福岡市博多区博多駅前3丁目、中村竜治支店長)によると、1月の福岡市ビル空室率は前月比0・46ポイント増の4・72%だった。
規模別(※)では、大規模ビルが0・95ポイント増の4・06%、大型ビルは0・22ポイント増の4・88%、中型ビルは0・37ポイント減の5・46%、小型ビルが0・04ポイント増の6・54%。エリア別では天神が2・0ポイント増の7・0%と大幅なプラスとなった。貸付面積に対する募集面積の割合を示す潜在空室率は0・37ポイント増の6・08%。複数の新築ビルが空室を抱えて竣工したことが主な上昇の要因となったが、商談中の募集区画もあることから空室消化が進むとみられる。博多駅周辺では多くの現空床で成約に向けた話が進んでいるという。
中村支店長は「今年の新規供給は約1・8万坪となる予定だが、天神エリアでは今年、来年ともにそれぞれ2棟の大規模ビルが竣工を控えており、テナント移転に向けた動きが活発になっている。まとまった面積の供給が続くことから、供給を上回る需要が創出されるか今後の動向が注目される」 とした。
※大規模ビル=1フロア面積661㎡以上の物件、大型ビル=1フロア面積330~661㎡の物件、中型ビル=1フロア面積165~330㎡物件、小型ビル=1フロア面積66~165㎡の物件