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前月比0・24ポイント減の4・48% 三幸エステート福岡支店調べ


週刊経済2025年2月26日発行号

2月の福岡市ビル空室率

三幸エステート㈱福岡支店(福岡市博多区博多駅前3丁目、中村竜治支店長)によると、2月の福岡市ビル空室率は前月比0・24ポイント減の4・48%となった。

規模別(※)では、大規模ビルが0・27ポイント減の3・79%、大型ビルは0・2ポイント減の4・68%、中型ビルは0・1ポイント減の5・36%、小型ビルが0・36ポイント減の6・18%。貸付面積に対する募集面積の割合を示す潜在空室率は0・26ポイント減の5・82%となった。「主要エリアでの館内増床や大口の一時需要などにより空室消化が進んだ。博多駅周辺では築10年以内の築浅大規模ビルはほぼ満室の状態となっている」と分析している。

中村支店長は「12月に竣工した『ワン・フクオカ・ビルディング』にはスタートアップ企業の成長を支援する『CIC Fukuoka』が開設される。米国発のケンブリッジ・イノベーション・センター(CIC)の運営で、スタートアップ企業だけでなく大企業の新規開発部門など、順調にテナント誘致が進んでいる」とした。

※大規模ビル=1フロア面積661㎡以上の物件、大型ビル=1フロア面積330~661㎡の物件、中型ビル=1フロア面積165~330㎡物件、小型ビル=1フロア面積66~165㎡の物件