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前月比0・13ポイント減の4・35% 三幸エステート福岡支店調べ


週刊経済2025年3月19日発行号

3月の福岡市ビル空室率

三幸エステート㈱福岡支店(福岡市博多区博多駅前3丁目、中村竜治支店長)によると、3月の福岡市ビル空室率は前月比0・13ポイント減の4・35%となり、2カ月連続で低下した。

規模別(※)では、大規模ビルが0・01ポイント減の3・78%、大型ビルは0・35ポイント減の4・33%、中型ビルは0・15ポイント減の5・21%、小型ビルが0・29ポイント減の5・89%。貸付面積に対する募集面積の割合を示す潜在空室率は0・04ポイント減の5・78%となった。「市内での集約や拡張移転などで空室床の消化が進んだことが主な低下要因」と分析している。

中村支店長は「2月は大規模ビル『S-GATE FIT 東比恵』が高稼働で竣工した。博多駅からのアクセスも良く、博多駅周辺で強まる募集床の品薄感が波及している。さらに、博多駅や天神駅周辺の新築ビルに対する割安感が訴求力となり、立ち退き移転や周辺からの立地・ビルグレード改善を目的とした入居がみられる」とした。

※大規模ビル=1フロア面積661㎡以上の物件、大型ビル=1フロア面積330~661㎡の物件、中型ビル=1フロア面積165~330㎡物件、小型ビル=1フロア面積66~165㎡の物件