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前年同月比7・3%増の216億8286万円 福岡市内4百貨店の1月売上高
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週刊経済2025年3月5日発行号
40カ月連続のプラス
福岡市内4百貨店の1月売上高は、前年同月比7・3%増の216億8286万円で40カ月連続のプラスとなった。
日本百貨店協会が2月25日に発表した「百貨店売上高」概況によると、商品別では身のまわり品が77億7193万円(10・7%増)、雑貨が53億1567万円(10・4%増)、衣料品が43億6545万円(5・1%増)、食料品が31億2750万円(1・8%増)、家庭用品が4億2037万円(6・8%減)、食堂・喫茶が2億973万円(4・7%減)。昨年よりも春節の時期が早かったことから期間中は中国からのインバウンド需要が多くみられた。働き方改革で、各社が1年で最も売り上げがある年始の初売りを後ろ倒しし、その影響が懸念されたが特に変化は見られなかった。食料品の「菓子」が良く伸び、同協会は「インバウンドのお土産消費や1月から販売が始まったバレンタイン商品のカカオ高騰による値上げなどが影響している可能性も」とコメントした。
また、福岡を除く九州・沖縄の百貨店(12店舗)では1・0%減の164億9109万円で4カ月連続のマイナスとなった。商品別では衣料品が51億6926万円(2・3%減)、食料品が44億7428万円(0・9%減)、雑貨が28億3333万円(1・6%増)、身のまわり品が23億7643万円(2・9%減)、家庭用品が7億7942万円(0・2%減)、食堂・喫茶が4億9367万円(2・4%増)だった。
全国の売上高は5・2%増の4805億円と3カ月連続のプラスとなった。春節を中心としたインバウンドが活況だったほか、年始の福袋では物価高騰の影響で食品系は即完売となった。また、各社が企画した外商催事、物産展、食品関連催事も寄与した。
表はこちらから。